
| 開発 / 販売 | nanohana / room6,yokaze |
| 対応機種 | Steam |
| ジャンル | アドベンチャー |
深い夜、車を走らせながら少女の声に耳を傾ける会話型アドベンチャーゲーム「きっと大丈夫だよね!」レビューです。
舞台は車の中、雨が降りしきる夜に少女とイマジナリーフレンドとなるあなた。
少女の中のモヤモヤや葛藤にプレイヤーは受け答えを選ぶことで異なる結末を見届けることとなります。
ゲーム内容は少女の話の最中に会話の選択肢が現れます。掛ける言葉を選択しながら、一夜の会話を進めていく流れ。
陰鬱とした心の声に寄り添って、できるだけ理解していきます。
選んだ選択肢によって少女のセリフが変化するのは勿論、結末の内容も変化します。
ワンプレイは非常に短く5分〜10分くらいでサクッと一周できます。
- 夜中にドライブをしながら、心を見つめる短編アドベンチャー
- 良かったところ&少し気になったところ
- まとめ
夜中にドライブをしながら、心を見つめる短編アドベンチャー
真夜中の雨でドライブ、とにかく雰囲気が良い 静かな車内で雨の音を聞きながらのドライブ。
スーパーChillな空気でゲームをプレイします。
こういう雰囲気が好きな私なんかはこの時点である程度満足しちゃいますね。
また、少女の心情に合わせて画面上にノイズ走るような演出もあり、没入感のあるシナリオを楽しめます。
辛い心境にある少女、選択肢を選びながらゆっくり会話していきます。
会話の最中プレイヤーサイドからは、時に厳しい言葉がでることも。
そんな事言わなくても…!と言う気持ちになりますが、これはきっと少女自信のもう1つの声なんだろうと思いました。
自分で自分を傷つけるような言葉が浮かんでしまう心はよく分かります。
製作者さんもそういった気持ちを持ったことがあるのかなぁと思ったりしたり。
毎日つらい気持ちを抱えながら生きた経験のある人には共感するセリフも多い…
少し気持ちが分かる分、少女の行く末を見届けたくなる…
ゲームを終えたあと少女はどう生きていくのか
クリア時間全エンディング見るのに大体2時間前後でクリアできると思います。
ボリュームはかなりコンパクト目です。
良かったところ&少し気になったところ
落ち着いた夜の雰囲気が良い本作の大きな魅力かと思います。
少女と2人だけの会話だからこその共感、会話の中で感じる少女のモヤモヤ。
薄暗い霧のような心で行われる自問自答の中では共感できる言葉もあり、読んでいて心地よいとさえ思えます。
陰鬱な心を抱えた経験のある人間には度々共感できる体験が良かったですね。
多くは語られないシナリオは良いとも悪いとも意見が分かれる部分ではあると思うのですが、個人的にはもう少し語られる内容が欲しかったなぁと気持ちです。
少女の人物像や環境、境遇などプレイしながらある程度こういう事かな?というのは分かるのですが、かなり解釈に任せる内容だったかなぁという印象でした。
また、最後に到達することになるエンディングの発生条件がかなり分かりづらいです…
なかなか分からず全く同じ内容を数回繰り返したりしました。
一周が短いとはいえ、同じ内容を繰り返すのは苦しいのでもう少しヒントが欲しかったです。
まとめ
不安定な心を抱えた少女と過ごす短編アドベンチャーとなる本作。
ゲーム内でこの物語に明確な解決が提示されることはありません。
完璧な理解が出来なくとも少女の人物像や環境、境遇など深い部分も少し見せて欲しかったという気持ちもあります。
しかし、追い詰められた心に明確は解決があるわけではありません。
複雑で、不安定な他人の心を完璧に分かるなんてことは無理に近いものだと思っています。
だけど、少しだけでも理解できないかと歩み寄る気持ちを持つことは、大切なことだと思います。
つらくて苦しく、もがく心が1人だけのものじゃない。同じじゃなくても共感できる。
そう感じるだけで、どこか少し軽くなり、救いになるものではないかと本作をプレイして感じました。
- 静かな夜の時間を感じたい人
- 心が窮屈に感じている人
- 短い時間で読み物を楽しみたい人
