
開発 / 販売 | RB Wolf Design |
対応機種 | NintendoSwitch・PlayStation4,5・Xbox・PC |
ジャンル | アドベンチャー |
夏に起こる不思議な時間旅行『じゃあ、また(once again)』のレビューです。
ある日少年が眠りから覚めるとそこには会えるはずのない知った人物が立っていた!
少年のタイムトラベルを追体験するポイントクリック系のアドベンチャーゲームとなっています。
温かみのあるイラストで描かれる物語は1時間ほどで完結する短編作品で、わずかな時間で遊べちゃいます。
そんな本作に遊び終えたとき、作品に込められたメッセージを受け止めれば人生観が少し変わるかもしれません。
なにげなくで遊んだゲームでしたが尊く素敵な時間を過ごせたなぁと感じたゲームでした!
自室のベッドに横たわる少年。本作の主人公にあたる人物です。
毎年訪れる退屈な夏の時期。退屈しのぎに寝る少年。
目を覚ますとそこには見覚えのないケーキがありました。
どうやらそれは少年の誕生日ケーキのようです。
誕生日は少年にとっては嬉しくない日のようです。ある人をおもいだしてしまうから…
少年は苦い気持ちを持ちながらもある人を思いながら願いを祈るのでした。
目を覚ますとそこは見知らぬ景色でした。少年は時空を超えていたのでした。
突如おきた時空の旅に最初は戸惑う少年でしたがそこで出会う人とかけがえのない時間を過ごしていくととなります。
何気ない日常のような時間でありながら何事にも代えがたい素敵な時間を数々。
プレイしていてノスタルジックを感じ、しみじみとした気持ちになります…
毎年来る夏に起こる不思議なタイムトラベルを繰り返し大切な思い出を作っていきます。
しかし、時間というのはいずれ終わりがやってくるもの…
この旅の終着点で少年はなにを思うのか。
時空を超えたこの不思議な体験の意味とはいかに…
我々プレイヤーが関与するゲーム部分に関してはいたってシンプルです。
会話を進めながら、たまに少し写真を擦ってみたり。
ちょっとした少年の動きを体験するように丁寧に、ゆっくりと物語を綴っていきます。


この落ち着いたノスタルジックな音楽に合わせて、静かに文章を読みつつ、少しの操作による介入のバランスがいいんですよんね。
プレイヤーが自分で物語を読み進めていく感覚が心地よくてスラスラと退屈を感じることなく遊べました。
ゲーム全体を通して綺麗で丁寧な時間がゆったり過ぎる感じがするんですよね。
心地が良く、長く続けばいいのにとすら思える空気感です。
自分は深夜にちょっとやろうと思ったら気づけば最後まで通しで遊んじゃいました。
ゲームとしても物語への没入感を引き立てるいい塩梅で楽しめてとても良いです…!
プレイ時間が1時間前後でエンディングでした。
少しの時間で完結まで遊べるので僅かな時間を見つけて遊べちゃいますね。
少年の願いが紡いだ少し不思議な時間の旅、かけがえない時間の末に迎える終着点とは。
プレイ時間は短くとも読了後の心にジーンとくる物語で満足感ありでした…
プレイした後、このゲームに込められたメッセージを受け取ったとき、新たな人生の教訓が増えたと感じます。
ちょっと時間でプレイ出来るのでぜひ色々な人に触れてみてほしいと思える作品でした!
- 短編ドラマなような体験をしたいひと!
- ノスタルジックな雰囲気なゲームが好きなひと!
- 大切なひとがいるひと!