開発 / 販売 | コーエーテクモ / 任天堂 |
対応機種 | NintendoSwitch |
ジャンル | アドベンチャー |
任天堂から発売された新たなアドベンチャー作品「バディミッションBOND」のレビューです。
本作は任天堂とコーエーテクモが協力して制作されたアドベンチャーゲームです。
開発はコーエーテクモゲームスの開発チーム「ルビーパーティ」が担当されています。
ルビーパーティは女性向きゲーム作品を得意とされています。
なので、男性にはあまり楽しめないのかな…と疑問にお思いでしょう…。私もそう思っていました。
しかし、実はそんなことはないのです!
作品の雰囲気は少年漫画のような絆が描かれた熱いストーリーなんです!
キャラクターデザインは漫画『アイシールド21』『ワンパンマン』の作画をされている村田雄介氏が担当。
作中の雰囲気はデジタルコミック調に表現ととてもマッチされています。
正義✖悪、ショー✖捜査と新しいコンセプトも魅力的ですね。
推理シーンによる謎解き的な要素では、ゲームならではの没入感も楽しめます。
任天堂とコーエーテクモの共同制作されていることもあり、かなり丁寧に作り込まれたゲームなのだと感じられるとても良い作品でしたね!
本作のエンディングまでのプレイ時間はだいたい20時間ちょっとでした。
全てやり込む場合30時間以上は楽しめるボリュームになっています。
物語のあらすじ
本作の主人公とのいえる人物「ルーク」。ルークは国家警察官として日々奮闘していました。
ある日、ルークの所属する部署に謎のメールが届いたことがきっかけに、世界的な歓楽街「ミカグラ島」に向かうことになります。
そのゆく先々で出会う訳ありの三人とのチームBONDを組み、謎の組織『DISCARD』に迫るべく行動していきます。
『DISCARD』とは何者なのか、チームBONDたちの秘密とは…
一つ一つ解き明かされるたびに物語は思わぬ方向へと展開していきます。
コミック調な雰囲気と相まって読み物としてもとてもクオリティ高いものになってますよ…!
個性的な登場キャラクター
ルークを始めとした主人公たちの4人たち。
警察官の「ルーク」。宝石専門の大怪盗「アーロン」。
元忍者のショーマン「モクマ」。仮面の詐欺師「チェズレイ」。
BOND4人以外の他にも歌姫「スイ」、組織を追う謎多き女性「ナデシコ」などなど多くの人物が登場します。
ゲーム中のストーリーでは多く人物と交流をすることになりますが、その誰もが個性的な面々となっています。
立ち絵とかも使いまわしなどなく、個人個人の特徴が立っています。
全員しっかり印象に残る分、それだけこの世界が好きになれるのが嬉しいポイントでしたね!
先の気になる魅力的なストーリー
本作の魅力といえばやっぱり熱いストーリーでしょう。
キーワードといえるのが“絆”。
本作には主人公たちをはじめ、個性的な人物が登場します。
特に一時の出会いかと思っていれば後からまた、思わぬめぐり合わせがあったり。
登場人物一人一人が印象のこり、皆重要な人物とも言えますね。
そして、物語の中心となる『ミカグラ島』に到着するあたりからどんどん面白さが加速していく印象でした。
ゲーム的にもチュートリアルが終わってここから本番!な流れになっているように思えます。
謎の組織への足取りを追うにつれ新たに判明していく真相に気になって止まらなくなってしまいました。
「えっ、そうだったの⁉」と驚く展開も多々あり、とても面白かったですね!
個性的な登場人物が多い本作はまさにマンガチックなトンデモパワーで解決する場面もあり、ツッコミを入れたくなるシーンもありますが、それもまた魅力ということで。
細かいことは気にしないのです!
シナリオ自体はだれるようなポイントは感じられなく、次々と進めたくなるテンポ良い作りになっていました。
中盤・終盤からは、うなぎ登りで面白くなる流れがとても良かったですね。
スマートなミッション遂行には情報は不可欠!な捜査パート
ゲーム中では「捜査」と「潜入」を繰り返しミッションを遂行していくことになります。
そこで、何事もまずは捜査からはじまります。
捜査パートはすごろくのマスのようなマップを移動し聞き込みをします。
捜査にはチームから2人を選出し、バディを組んで捜査していきます。
また、一度に行動できる範囲は限られています。
それに加えて、特定のメンバーでなくては情報を聞けません。
どのバディで組み、どのルートで移動するのかが重要になってきます。
ヒントがあるといえ、パーフェクトな捜査をするにはなかなかに難しい。
私なんかはよく間違えちゃってましたね…。
適当にはクリアできないくらいの難易度でありながら、全ての完璧でなくともちゃんとシナリオは進行可能なバランスになってます。
そしてこの捜査パート、聞き込み時の会話がバディによって異なります。
全部のパターンに聞き込み成功・失敗時などのセリフが用意されており、すごい作り込みを感じました…!
自分でバディを選択する楽しみも増えるし、他の掛け合いも気になってしまいますね。
豊富なギミック乗り越え進む、潜入パート
捜査パートでしっかり情報を集めたら次は潜入です。
こちらもバディを組んで潜入していきます。
潜入ルートによっては特定のメンバーでなけばならないポイントなどあり、どのルートでどのメンバーで潜入するのかを選択しなければなりません。
潜入は3D操作でマップを移動して進んでいく捜査パートとはまた違ったものになってます。
3Dマップよって作られた個性的な仕掛けが用意されており、ワクワクしますね。
しかも、この潜入はルートによって進むエリアや仕掛けが変わってきます。
もちろん潜入時のバディによって掛け合いも変化します。
ここでもやはり作り込みを感じます…!
潜入パートではQTEだったりのアクション的な要素もあったりで実に色々詰め込まれてます。
ものによってはテンポの悪さが気になってしまう点や「これいるかな…」な点も少々…。
ですが個人的にはそこまで気にならないレベルです。
ゲームならではの没入感が感じられて十分に楽しめました。
さらに深掘り楽しめるサイドストーリー
メインのストーリー以外にも「バディエピソード」・「サイドエピソード」が楽しめるようになっています。
こちらはメインストーリーの各章のクリア評価によって開放されていきます。
捜査や謎解きをスマートにこなしていくことで『ヒーローゲージ』が増加していき、ミッションクリア後のゲージ量によって評価されるといったシステムです。
バディエピソードは、メインの4人それぞれの二人のエピソードを見ることができます。
メインストーリーでは多くは見られないバディのエピソードは新鮮味があって面白いです!
サイドエピソードはメイン4人以外を含めて、メインストーリー中には語らなかった部分を深掘りしてくれる内容になってます。
メインストーリーだけでは見られない関係や交流を知ることでさらに本作を楽しむことができます。
まとめ
潜入などのゲーム部分には少しチープさを感じますが、それ以上にストーリーが面白く、バディミッションBONDの世界にどんどん引き込まれました。
女性向きな雰囲気を感じされる描写もありますが、男性でも少年漫画を読む感覚でバリバリ楽しめる内容でした。
万人に受け入れられるような作品になるよう制作されたのだろうなぁと感じられます。
遊ぶ前は、正直こんなに夢中になってプレイするとは思っていませんでした…。
期待以上に気合の入ったかなり面白いゲームでした!
- 熱い絆がテーマのストーリーが好きな人!
- 個性的な登場キャラクター達に魅力を感じる人!
- ゲームも漫画も好きな人!
公式Twitter、グッズ展開などでバディミッションBONDは更なる盛り上がりを見せています。
まだまだ目が離せない作品ですね!
ちなみに私はルクスイ推しです。
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