メーカー | Distractionware |
対応ハード | Nintendo Switch・ Android・ iOS・ Xbox One・ Project xCloud・ Microsoft Windows・ Linux・ Xbox Series X/S・ Mac OS |
ジャンル | ローグライクデッキ構築ゲーム |
『Dicey Dungeons(ダイシーダンジョンズ)』のレビューになります。
ここではNintendo switch版でのプレイレビューになります。
本作はサイコロが使ったバトルが最大の特徴のローグライクデッキ構築ゲーム。
サイコロ姿のキャラクターたちがとてもキュートで楽しげな雰囲気がいいですよね。
ゲーム内容はローグライクカードゲーム『Slay the Spire』に近いゲームデザインだ、と言うと分かる方もいらっしゃるかと思います。
プレイするたびに毎回ダンジョンの形が変わり、敵からアイテムまで異なります。
そのときごとの戦略を立てて攻略していく面白さが醍醐味となっています。
サイコロの運がバトルの鍵でありながら運だけではない戦略バトルをカジュアルに楽しむことできる作品でした。
何でも願いを叶えるという話を聞きつけ「ダイシーダンジョンズ」に出場した冒険者たち。
しかし、ダンジョンの主である「レディラック」の手によってサイコロへと変えられてしまいます。
レディラックを打倒すべく、冒険者たちは可愛らしいサイコロ姿になってダンジョンに挑戦します。
冒険者たちに加え、道中の敵モンスターたちも可愛らしい見た目なのがいいですね。
本作は階層が続くダンジョンを攻略していくデッキ構築型バトルゲームとなっています。
なんといっても最大の特徴が全てサイコロを使った戦いになっていること。
戦いの要となる「装備品」は様々な効果があり、どれもサイコロの出目が重要になっています。
装備品はカードゲームのように様々な性質を持っておりこれらを上手く活用していきます。
カードゲームの引き運がこのゲームではサイコロの出目になっているような感じですかね。
手に入れた装備品をフルパワーで使いたい!と思っていてもサイコロの出目によってはなかなかうまくいかなかったり…
出たサイコロの目によっていかに効果的に戦うかを考えるのがこのゲームの醍醐味だと思います。
サイコロの出目で左右されるバトル。「つまりはかなり運ゲーなの?」と思いますが、もちろんそれだけではないのです!
装備品や職種ごとによって戦い方は様々なのです。
サイコロを増やしたり、サイコロの出目を引き直したり、出目を結合させたりと工夫できる手段が多く存在します。
大ダメージを狙うのロマンある装備で戦うか…、どんな出目でも対応できる安定志向の装備で戦うか…。
そのときの装備品やサイコロの出目に合わせて、どれだけ最善の行動ができるかを考えて戦うことになります。
毎回ランダムに手に入る装備品の中から戦略を作っていくの楽しかったです。
戦略がいろいろとかみ合った時の気持ちよさはロールプレイングならでは楽しみですよね
難易度は難しめなのではないかと思います。
能力がシンプルな冒険者は簡単でも、進めば進むほど複雑かつ難易度も上がっていく印象でした。
この手のゲーム苦手な私でも序盤はわりとサクサクと行けました
が、やはり難易度が上がると何度も再挑戦…かなり苦戦しました…。
階層が上がれば敵の攻撃は苛烈なものとなっていき、運に翻弄されて負けてしまうことは珍しくありません…。
あまりにも運が悪いと遊んでいてストレスになるかも。やりたくなくなる可能性も…
そんな苦戦して困った時は敵のHPが減少する「リラックスモード」も用意されています。
さらにエピソードをスキップできてしまう仕様も用意されています。
人それぞれの進める選択肢があるのはとてもありがたいですね。
1回のプレイ時間については、クリアまで到達したとしても大体30分ほど。
ちょっとゲームしたいなぁってときに遊びやすくて良かったです。
運要素が多めに絡んでくるゲームですので手軽に挑戦できるのはいいですね。
そして、無料DLCで新たなエピソードを楽しむこともできちゃいます。
本編とはまた異なるシステムもあり、やりこみ要素いっぱいですよ。
ローグライクゲームって険しいダンジョンを踏破していく緊張感ありがちなイメージありませんか?
本作も命をかけた戦いではありますが、華やかなショーとして展開しています。
なので、BGMもとても明るくきらびやかなにバトルを盛り上げてくれます。
特にバトルBGMどれも好きでして、バトル中ついノリノリになってしまいます。
おかげで全然クリア出来なくても心折れずに再挑戦できるというものです…!
サイコロがバトルの運命をにぎるローグライクロールプレイングゲーム。
運に振り回されながらどう付き合って最善を見つけるかが面白かったですね。
ちょっとやろっかなと気軽できて遊べば夢中になってしまいます。
やり応えも充実しつつカジュアルにロールプレイングを楽しめる良い作品でした。
- カジュアルにデッキ構築ゲームを遊びたいひと!
- 手軽にロールプレイングしたいひと!
- 明るい雰囲気のローグライクゲームをしたいひと!