開発 / 販売 | THA Limited / enhance |
対応機種 | PS4・PS5・PC |
ジャンル | アクションパズル |
柴犬が人々を導くアクションパズルゲーム『HUMANITY』のレビューになります。
大量の人間たちがワラワラとうごめく様子なかなかにインパクトあるものですね。
一見不思議なゲームな本作ですが一筋縄ではいかない歯ごたえあるパズルゲームとなっているのです。
主人公となる柴犬が大勢の人を導き、最適解を探る感じは『ピクミン』を思い出させます。
そして、目標にガチっとたどり着いた時の快感はなかなかにクセになります。
歯ごたえあるパズルと大勢の人を導かせる気持ち良く気付けば夢中になって楽しめる作品でした!
本作は大きく分けて『STORYモード』とクリエイティブモードが存在します。
まずはじっくりと世界観に浸りながら進めるSTORYモードについて。
冒頭ある朝目が覚めると犬の姿になっていた主人公(プレイヤー)。
さらに頭でひびく謎の声に「人々を導け」と促されます。
なにがなんだか分からないまま進行していきながらも段々とその目的が分かっていきます。
柴犬が大勢の人間を引き連れている絵面はなかなかにユニークでありながら、ゲームでは淡々とストーリーが進行されていくのです。
その独特な雰囲気がクセになりプレイする手も捗るわけでして…。
パズルゲームでありながら世界観に引き込まれる面白い体験をさせてくれます。
STORYモードはステージクリア方式で進めていきます。
最初はシンプルなパズルでチュートリアルのように親切なステージでらくらくと進めていけます。が、
ゲームを進めれば進めるほどアクションが増えていきそれだけ思考する要素がガンガンと増えていきます…!
中盤、終盤から難しいステージも多くかなり頭が疲れる感覚がきましたね…
頭使ってるなぁと思いながらクリアした時の嬉しさがこの疲れも心地よく感じさせられます。
そんな歯ごたえあるステージがなかなかのボリューム用意されていまして、エンディング到達までに10時間いくかいかないかくらいは楽しめました。
ステージクリアの早さによって変わるのは当然ではありますが、パズルの歯ごたえに興味そそられるストーリーも相まって、個人的にかなり満足感たっぷりな内容でしたね。
本作は人々をゴールへと導くことが主な目的となっているパズルゲームです。
プレイヤーは人々に様々なアクションを与える設置物を配置し上手にゴールへ導く必要があります。
たとえば、歩いている人々の進行方向を変える『TURN(ターン)』というアクションを起こさせる設置物を使いゴールへと導いたり。
登れない段差を超えられる『JUMP(ジャンプ)』など多くのアクションが登場します。
序盤では1つや2つのアクションだけを使っていればクリアできたものが進むにつれどんどんと求められるアクションが増えていきます。
自分でどこに何を設置したのか混乱して人々をヘンテコな導きをしてしまうのは日常茶飯事…のはずです。
といったようにかなり複雑なパズルが待ち受けている本作ですが、上手にゴールへ導けたときの気持ち良さも一塩。
試行錯誤して考えぬいたルートがガシッとはまり、そこに人々がぞろぞろと流れていく瞬間はかなり快感!
ビジュアルのユニークさとパズル自体のやり応えがなんとも魅力的で気付けば次々と遊んでしまいます。
難しくて遊んでしまう理由はそういったところにあるのかもしれませんね。
今作はSTORYモード以外にクリエイティブモードというものも用意されています。
こちらはプレイヤー自身が自由にステージを作ったり、他のプレイヤーが投稿したステージを遊ぶことができるモードとなっています。
本格的なパズルステージを作っているものもあれば、ユニークな見た目にこだわっているステージもあったり眺めているだけでも面白いです。
STORYモードクリア後でも息向きにでも少し遊んでみると面白いですよ!
わちゃわちゃした個性的な見た目に反して、頭がぐるぐると熱くなるやり応えありなパズルゲーム。
STORYモードも謎めいた世界観に、先の気になる作りになっていて良かったです。
おかげでパズルの疲れを時折休憩させながらも、飽きずに最後まで夢中で遊べちゃいました。
犬が主人公で大勢の人間を引き連れる異彩を放つ感じが、PS2時代に多かった謎ゲーム的な雰囲気を感じられて個人的にそこも嬉しみでしたね。
あの感じ、いいですよね…。
- やり応えある個性派パズルを楽しみたいひと!
- 一昔前の不思議ゲームな雰囲気が好きなひと!
- ピクミン的な集団を導くゲームが好きなひと!