TPSとローグライクをかけ合わせた高難度アクション『Returnal(リターナル)』のレビューになります。
目まぐるしく動き回るアクションシューティング。そしてローグライクというやられたらやり直しのスリルが合わさったのがこのゲームの特徴となっております。
とにかく敵の攻撃が激しく負けたらやり直しというのがかなりシビアで手強い難易度でした…!
毎度構造が変わるステージの中でどの武器、どのアイテムを取るのか。
攻略にはリスクとリターンの駆け引きが重要となるゲームとなっています。
シビアな難易度であり常に緊張感のある内容に苦しめられながらも、もう一回…もう一回…と何度も挑戦したくなる爽快なアクションに夢中になって遊んでしまう魅力がありました。
ゲーム冒頭、宇宙船にて飛行していた主人公セレーネ
しかし突如何者かの襲撃によって不時着することに…
落ちたその星には謎の生物がうじゃうじゃ。
さらに自分の姿をした謎の亡骸が…!
この謎まみれな惑星アトロポスの真相を暴くべく奥地に向かうこととなります。
本作はデータ・アーカイブや、ログなど多くの情報が散りばめられていますが、かなり解釈に任せるようなものがほとんどな感じがしました。
正直自分にはよく分からず雰囲気で遊んでました…
アクションの面白さに期待して遊んでいたので私的にはまぁいいか…ぐらいの気持ちで進めてました。
それでもゲーム自体は全然楽しめるので、単純明快で分かりやすいストーリーではないところ好みの話になるかなと思いました。
ムービーや探索パートがあったり、アーカイブがあったりと色々と情報はあるため意味深は演出の考察が大好きな方は楽しめるかもしれません。
本作はTPS視点のアクションによって立ちはだかる敵と激しい戦闘をします
弾幕のように飛んでくる弾を避けながら戦うその姿はまさに3Dの弾幕アクションと言えるでしょう
そんな苛烈な敵の攻撃を回避しながらこちらも敵を狙いをながら攻撃しなければならないため戦闘はかなり忙しいです。
という話を聞くとめちゃめちゃ難しいゲームなの…?と聞こえるかもしれません。まぁ実際難しいのですが…
こちらの起動力が高めで敵の攻撃に負けないくらいの強力な攻撃はこちらも出来ます。
また、射撃もエイムアシストが強めに設定されているためある程度の狙いでも当たってくれます。これは嬉しい。
自分はFPSとかのエイムは苦手ですがそれでもクリアまで遊べたの同じくエイム苦手だって方でも問題なく楽しめると思います。
といったようにアクション部分の操作感は敵の弾幕を避けながら、数多の敵を薙ぎ払っていく気持ちよさはかなり楽しめました。
本作はTPSアクションにローグライクをかけ合わせた内容が特徴的なゲームです
マップ構造や武器、アイテムがランダムに配置されます。
その時の状況に合わせて選択していくローグライクならではの楽しみが上手く落とし込めているなぁと感じました。
プレイしていて感じたのはメリットだけアイテム効果があまり無く、デメリットやリスクと向き合わないといけない場面が多い印象でした。
これは取り得!みたいな場面が少なく、今だったらまぁ取るかぁ~みたいなリスク・リターンを気にしつつ選択してのが大事になっていました。
毎プレイが緊張感を持って考えながらプレイ出来るのは繰り返し遊ぶことになるこのゲームにおいてはいいスパイスかなと思います。
一部「エーテル」というアイテムが引き継ぎ可能です
このエーテルは宝箱を開けたり、アイテム取得の際のリスクを回避したりするのに使用できます。
とにかく使用用途は多いのでなんぼあっても困らないものです。
とそれに加え、武器のスキルの習得状態も引き継ぎます。
拾う武器にはランダムでスキルが付与されており、それらは最初はロックされている状態です。
武器を使った敵を倒すことで経験値が増えていき一定量溜めることそのスキル解放することが出来ます。
体力吸収や自動攻撃してくれるビームが出るようになってりと強力なものが多いため攻略するに当たってかなり大事な要素です。
また、エリアが存在するのですが進行によってクリアしたエリアはスキップ出来るようになるのも大きな要素かなと思います。
引き継げる要素は大体コレぐらいです。直接的なステータスの強化系の引き継ぎ要素がないところが特徴でしょうか。
そのため、最終的な攻略法は自分が上手くならないといけないところが結構シビアな使用だと感じましたね。
引き継げる要素を活用しつつ自分のプレイングを強化しながらクリアを目指しましょう。
アクションシューティングとして操作感も良く、ローグライクらしい強くなっていく気持ちよさも感じられてゲームとしてかなり楽しめた印象
またアイテムや武器選びのリスクとリターンの駆け引きも緊張感ある戦闘のスパイスになっていて面白かったです。
シナリオが難解な点や、現在のステータスが見にくい、分かりにくいといったUI周りが少し親切ではないかなぁと感じてしまいました。
また、作品全体が常にどんよりと暗い雰囲気なのは少々好みが別れるかもしれません。
TPSとローグライクを合わせてゲームとしてかなり面白く出来上がっている本作。
シナリオがいまいち理解できなかったりと世界観に没入する楽しみ方はあまり出来ませんでしたが、それ以上にゲーム部分で楽しめたので総合的にかなり面白く遊べましたね。
スピーディーで目まぐるしい戦闘と高難度なアクションゲームがお好きな方にはオススメしたい作品でした!
- 高難度アクションに飢えているひと!
- スピーディーな弾幕シューティングに興味があるひと!
- 考察が捗るSFストーリーが好きなひと!