開発 / 販売 | Team Ladybug・WSS playground / PLAYISM |
対応機種 | NinntenndoSwitch・PS・PC |
ジャンル | アクション |
東方プロジェクトの二次創作2D探索型アクションゲーム『Touhou Luna Nights (東方 ルナナイツ)』のレビューになります。
本作の主人公「十六夜 咲夜」を操作して幻想郷を駆け回るメトロイドヴァニア。
そして本作の目玉といえば時を止めるアクション!
短い間時間を止められるという憧れの能力を活用して道中からボス戦までスタイリッシュに戦っていきます。
時止めというロマンある力を使いこなしながらスタイリッシュなアクション唯一無二の楽しさでした!
幻想郷が舞台の世界を駆け巡るメトロイドヴァニア
主人公となる「十六夜 咲夜」は紅魔館の主の吸血鬼「レミリア・スカーレット」のメイドをしています。
突如主人の気まぐれのお遊びに巻き込まれた咲夜は幻想郷の仮想現実世界に迷い込むこととなります。
幻想郷が舞台なのでもちろん東方おなじみのキャラクター達が登場します。
そんなキャラ達と時にお話したり、時には戦ったりしてはレミリアが待つ最終地点を目指します。
マップ全体の広さ自体はさほど広くはありませんが綺麗なドットで描かれたステージを素敵なBGMとともに歩き回るだけでもいい雰囲気で良かったですね。
時を止める力を上手く使った2Dアクション
本作のジャンルはメトロイドヴァニア。
探索しながら待ち受けるボス達を目指して行きます。
道中は雑魚敵が立ちふさがってくることはもちろん謎解き的なギミックもたびたび登場する、メトロイドヴァニアゲームらしい内容になってます。
そしてこのゲームならではの要素が”時を止める”アクションです。
移動床の動きを止めたり、水の上を歩けるようになったりと時が止まった世界を利用したギミックの数々。
そしてボス戦での時止めで攻撃を避けたり、時止めからのラッシュ攻撃など沢山駆使して戦うのです。
この強力な力をガンガン使っていくの気持ちいい!
とはいえいつまでもこの能力が使えるわけではなく、カウントを消費して使うことになります。
このカウントは移動したり、攻撃したり動くほど多く消費してしまいます。
要所要所で切り替えるリソース管理も大事となっています。
強力な能力をどう上手くやり繰りしていくのかがカギとなる、このゲームならではの駆け引きが魅力でかなり面白かったですね!
時止めとギリギリを狙うスリルも楽しいボスバトル
本作は時止め以外にも「グレイス」というシステムがあります。
これは敵の攻撃のギリギリに近づくことでHP、MPを回復することが出来るシステムです。
ゲーム中基本的に回復手段がグレイスしかないため自ずと狙っていく必要性があるんですよね。
このリスク・リターンのあるシステムもいい味を出しており戦闘をさらにスリリングなものにしてくれます。
その楽しさが詰まっているのがボス戦にあると思っています。
一見避けられないような激しい攻撃でも時止めで避けられる!
さらに、ここはチャンスだから時を止めて集中攻撃を仕掛ける!
といった時止めをどこで使っていくのかを繰り返しボスに挑戦しながら見極めていく、本作特有の攻略が楽しいんです。
まさに能力バトルって感じで遊んでいてアクションが楽しいと思える内容なのがグッドですね!
よかったところ&少し気になったところ
ゲームの目玉となる時止めアクションが面白いです!目玉の部分がちゃんと面白いというのはかなり大事な部分。
道中のギミックからボス戦までふんだんに時止めを使うこととなりますが、その使い方によっていろんな攻略を見つけていく感覚が楽しいしよく出来たシステムだと思いましたね。
敵の攻撃をギリギリで避ける「グレイス」も緊張感が増して良かったです!
原作東方シリーズの音楽を知っている人ならご存知かと思いますが音楽がとても良かったです
原作の音楽のアレンジになっているのですがどれもよいアレンジになっています。
道中もいいですが、ボス戦で有名な曲のアレンジが流れるときはかなりテンションあがります。
やはりBGMの存在は偉大…
本作のグラフィックはどれもドットで描かれています。
ステージの雰囲気から、キャラクター一人一人から綺麗に描かれていてドット好きな人ニッコリでしょう
さらに、アニメーションもかなりいきいきと動いていて動かしてるだけで楽しくなれます。
かなり気になった部分がマップ間のワープ地点が少ないところ
全体的にマップは広くない部類ではあるんですが、道中のザコ敵が普通に強かったり時間のかかるギミックがあったりと何度も行き来するには少し億劫に感じてしまいました…。
ゲームボリューム的に考えてあまり数を配置していないのかもしれません。とはいえもう少し欲しかったですかね…
道中のザコ敵を楽したりなどで、宝石といういわゆるお金的なものが集められ、それを使って買い物が出来ます
そのショップの品物がなかなか高く設定されているのが個人的には気になりました。
散策中、毎回ほとんどのザコ敵を倒しながらプレイしていたつもりでしたが、結局数回アイテムを買っただけで品物を買い切る前に全クリしてしまいました…
そういうバランスなのだと言われたら納得するしかないのですが、金策して買おうと思えないお値段設定なのは少し勿体ない気がしてしまいました。
難易度とクリア時間について
難易度は難しい部類に入ってくると思います。とわいえ死にゲーと言われるレベルの高難度ではないと思います。
ある程度アクションゲームに慣れている方なら最後まで頑張れる難易度です。
弾幕攻撃に惑わされず相手の動きを攻略していくのがカギになる戦闘なので、着々と挑戦し続ければ勝てるバランスだと感じました。
クリアまでプレイ時間5時間ほど!
ボリュームは少なめなのでさくっと楽しめますし、ちゃんと満足感もありました。
まとめ
時を止める能力を上手く落とし込んだ爽快感が光るメトロイドヴァニア作品でした。
東方シリーズの二次創作ゲームとはいえ、ゲーム自体がしっかり面白く出来ているので東方をまったく知らない方でも全然問題なく楽しめるゲームだと思います!
私も原作はまったく遊んだことなくても楽しめたのでね!
- バトルが面白いアクションゲームしたいひと!
- メトロイドヴァニアが好きなひと!
- 東方が好きでアクションゲームも好きなひと!
『Touhou Luna Nights』PLAYISM公式サイト