メーカー | 任天堂 |
対応ハード | Nintendo switch |
ジャンル | 3Dアクション |
本格3Dアクションとして進化した『星のカービィディスカバリー』のレビューになります。
とにかく気合入って作り込まれたのだと感じらるクオリティでした。
ゲーム性は従来のカービィと同じの一本道のステージのゴールを目指すスタイル。
敵やギミックを乗り越えながら隠し道でお宝を発見するなど3Dでも変わらずカービィのゲームです。
本作は新アクションの『ほおばりヘンケイ』登場に、コピー能力のパワーアップができます。
コピー能力のパワーアップは想像以上に面白かったですね!
種類を増やすでなくパワーアップという新しい試みでどうなのかなぁと思うところもありましたが、実際プレイしてみるとどんどん強力になっていくアクションは爽快感もありよかったと感じました。
新しくも変わらない、安定してプレイヤーを楽しませてくれるところはやはり星のカービィ。
ゲーム不慣れな人から熟練者まで、どんな人でも遊べるいい作品でした。
突如あらわれた渦に巻き込まれ飛ばされた世界は文明と自然が融合した不思議な世界。
謎のビースト軍団からワドルディたちを救うべく新たな仲間『エフェリン』と共に冒険にでます。
本作の特徴といえば文明が入り混じった世界観!
構想ビルやショッピングモールなど私たちの世界でも見覚えのある景色がたくさん現れます。
そんな世界をカービィが駆け抜ける姿は今までになかったように思えます。
個人的にこの荒廃したような世界観が元から好きでして、ステージ背景にかなり見とれてしまいました…。
かなり新鮮な光景でとてもワクワクしましたね!
星のカービィシリーズで初の3Dアクションとなる本作。
そんな本作だからこそかとにかく丁寧な作りを感じられました。
たとえば、ゲーム中にステージクリア以外にワドルディの救助をする場面。
多くは様々なギミックや隠し道にワドルディが囚われているのですが、その導線と言えるヒントが細かく置かれています。
自然に誘導してくれるので、3Dアクションに慣れていない方にも「こういう感じで探してみてね」と示しているかのようです。
また、本作はやられてしまった際に消費するのは残機制ではなく「コイン」を消費してリトライされます。
コインは自然と勝手に溜まるくらいに手軽に集まるものなので、低リスクでリトライできるので失敗を恐れずに進められます。
操作性もとてもシンプルで誰でも爽快なアクションが楽しめます。
さらにゲーム中の難易度が選べる仕様になっており、いつでも変更ができます。
また、もう一人がバンダナワドルディを操作して同時2人プレイで遊ぶこともできちゃいます。
様々なプレイスタイル合わせて遊ぶことができるのではないでしょうか。
まさに誰でも楽しく遊べるゲームになっていますね!
本作のカービィはコピー能力以外の新アクション『ほおばりヘンケイ』が登場します。
車をほおばり走り回ったり、自販機ほおばりからのジュース缶発射と多彩なアクションがあります。
アクションはもちろんカービィの伸縮性抜群な見た目も可愛くてユニークですね。
このほおばりヘンケイも想像以上にバリエーションもあって楽しかったです。
本作の一番の個性ともいえるアクションであり作中で大活躍でしたよ…!
カービィの最大の特徴とも言えるコピー能力!
今回はコピー能力をパワーアップさせることができちゃいます。
ステージ中に存在する設計図を見つけることでどんどんとパワーアップしていきます。
最初はシンプル性能なアクションもどんどんと派手さを増していく様はなかなかに気持ちのいいものでした。
そのせいあってかコピー能力の総数はあまり多くはなっていませんがそれをあまり感じさせない存在感を放っていました。
ちなみに、いつでもパワーダウンさせることできるので使い勝手が合わなくなったとしても問題ありません。
RPGのようにコピー能力が強くなる瞬間は楽しかったですね!
本作ステージをクリアしていくだけではなく、さらわれたワドルディを助ける目的があります。
ステージ中のギミックをといたり隠し道を見つける、食べ物を食べるなど様々です。
さらにガチャポンのおもちゃようなフィギュア集めもやりこみの1つです。
これがコンプリートしようと思うとなかなか簡単にはいかないものとなっています。
また、通常ステージとは異なる『トレジャーロード』が現れます
特定のコピー能力のみで制限時間内までにゴールまで駆け抜けるのステージです。
これも目標タイムを超えるにはなかなかシビアなものもあり、タイムアタックが好きな方は燃えるのではないかと思います。
難易度に関しては基本的に優しめだと思います。
後半に行くにつれ少し本気を出してきますのでアクション慣れしている方でも遊び応えある難易度になっていきます。
恒例のボスラッシュはやり応えあって楽しかったです…!
ここら辺のゲームバランスは今までのカービィを遊んできた方なら想像しやすいんじゃないかと思います。
難易度も優しめのはるかぜモードと少し手強くなるワイルドモードも用意されています。
モード違いによる“クリア達成度”みたいなのに変化は特にないので好きなレベルで楽しめますよ。
クリアまでのプレイ時間は寄り道しつつで大体10時間ほどでした。
ワドルディ集めや、フィギュア集めなどの100%クリアを目指すとなればさらに遊べますね。
3Dアクションではありますが自由度は低めで基本的に一本道です。
カービィの特徴の一つであるホバリングですが、3Dアクションに落とし込むとなるとやはり難しいのか、かなり制限されています。
仕方ないことですが、アクションのもっさり感があり少し残念でした。
また、捕まったワドルディを助けるために直接救助する以外に様々なミッションのようなものをクリアしなくてはなりません。
中には特定のコピー能力で突破や、ノーダメージでクリアなどの条件も。
縛り的なプレイを要求してくるタイプのミッションに関してはちょっと面倒な印象でした。
待望のカービィの初3Dアクションとなった本作はかなり丁寧に作られた出来になっていました。
ゲーム経験に関係なく誰もが楽しめるバランスで目指して作られたのだとプレイしていてとても感じました。
老若男女、得手不得手関係なしに楽しく遊べるこのクオリティは流石カービィだと言えますね…!
- 星のカービィが好きなひと!
- 初めての3Dアクションゲームを遊びたいひと!
- 「荒廃感」のある世界が好きなひと!
初3Dアクションゲームのカービィに対する期待に応えるとても気合の入った作品でした!
星のカービィ ディスカバリー | オンラインコード版