【Stray(ストレイ)】レビュー・評価 謎めく不気味な世界を可愛い猫が解き明かす 雰囲気抜群アクションアドベンチャー

開発BlueTwelve Studio
対応機種PlayStation5・PlayStation4・PC
ジャンルアクションアドベンチャー

猫ちゃんがふしぎな世界を歩き渡るアクションアドベンチャー「Stray(ストレイ)」のレビューになります。

ここではPlayStation4版でのレビューとなります。

猫が主人公のゲームというわけですが、猫がカワイイのもちろんですがそれだけではなかったこのゲーム。

本作のどこが最高だったかあげるならば…

とにかく抜群に雰囲気がいいところ!

町風景に部屋も細部まで作られており小さな小物も細かく置かれています。

そんな空間を猫になって自由気ままに探索するだけかなりワクワクが止まりませんでした。

また主人公となる猫は特殊能力猫とかではありません。

賢くもあくまでもただの猫です。

猫が渡り歩く道中様々出会いをし、美しくどこか怪しい世界の真実へと迫っていくこととなります。

クリアまでは短くも猫の仕草から世界観までこだわりがすごいためかなり濃密なゲームでとても楽しかったですね

美しく謎深いのワクワクがたまらない世界観

本作は可愛い猫が主人公となる物語です。

自然がはびこる場所で家族と過ごしていた猫たち。

しかしある時、主人公猫は移動途中に家族とはぐれてしまいます。

ゴミが散乱し、薄暗い不気味なところに迷い込んでしまった猫。

こんなところを抜け出すため先に進む途中、謎の小型ドローンの「B-12」と出会います。

2匹(?)はこの不思議な廃墟観あふれる地下世界を渡り歩き様々なものを目にし、世界の真実に迫ってゆくことになります。

冒険する本作の世界はかなり不気味な雰囲気が漂いながらも、ネオンが光るサイバーパンクな世界に好奇心そそられる景色がたくさんでてきます。

ただ歩いて景色を見回しているだけでとてもワクワクしてしまいます!

そして、旅の最中沢山出会うこととなるロボットたちもみんな可愛らしく、愛嬌ある姿がとても素敵ですね。

猫と愛嬌あるロボットと謎めいた不気味な世界が織りなす刺さる人にはドスン刺さる雰囲気がたまらんです。

猫になって探索するだけで面白いアクションアドベンチャー

猫となって世界を渡り歩き、この世界に住むロボットとの交流、そしてB-12と協力しながら脱出を目指し進めていくアドベンチャーゲームです。

ボタン1つでぴょんぴょん飛び移れるので繊細なアクションを求められる場面はほぼありません。ほぼですが…

基本的にアイテムを探して見つけたものを活用しながらゲームを進行していくといった流れ。

探索が行き詰まらないためにBT-12がヒントをくれたり、何かが隠されている場所ではBGMが変化したりと嬉しい親切設計です。

静かにゆっくりと進行してゆく本作ですが、まぁとにかく雰囲気の良さに夢中になってしまいます。

猫の目線ということで世界がより大きく見える新鮮さに、細かく表現された装飾、小物に触れたりして探索しているだけ楽しいのです。

キケンな狙いを定める猫さん…

パイプに室外機といったものを小さな足場にし飛び移る操作も猫ならではの移動方法。

狭い場所を抜けたり、気配を殺しコソコソと移動したりと猫ならではのアクションがしっかりと詰まっています。

途中チェイスアクションやスニーキングアクションも登場します。これらは緊張感あるなかなか歯ごたえあるアクションになってます。

険しい場所を飛び移っていくアクションは人間キャラクターでもよくありますが、本作は猫操作の面白さを良く活かしているなぁと感じました。

以外とホラー?な不気味なシーンにご用心…!

猫ちゃんで探索するカワイイほのぼのゲーム!だと思って遊ぶとある場面でびっくら仰天してしまうかも。

本作は全然ホラーゲームではないのですがなかなかに不気味でおぞましいシーンも出てきちゃいます。

バイオチックで雰囲気グロテスクみたいなのが途中現れるもんでビックリしました…(-_-;)

クリーチャー系の不気味感が苦手な方は私と同じくビックリ注意でございます。

また猫ちゃんが危険な場面に遭遇してしまったり、ちょっと痛々しいシーン出てきます。

これらの場面を合わせてもゲーム全体で2~3割程度でほとんどありませんが、事前にそういう場面もあるよってことを知っておくといいかもです。

難易度とプレイ時間は?

世界を探索しながら進んでいくStrayですが、ゲーム的な難しさについて。

基本はジャンプをしたら自動的に足場へ飛び乗ってくれるため落下死のようなことはありませんし、探索がメインでヒントもありますので基本的には難しいゲームではないと思います。

ただし、チェイスアクションや撃退アクションなど、なかなか歯ごたえあるアクションが登場する場面が一部あります。

それが以外とシビアな難易度してます…。初見だと結構失敗しちゃうかもです。私はしました。

リスタートは失敗地点からすぐにやり直せます。

あの緊張感がゲームへの没入感を作っていて個人的に楽しめたのですが、アクション操作が苦手だとそこだけ苦戦するかも

ですが、そういった場面はゲーム全体の一部なので頑張って乗り切りましょう…!


クリア時間はだいたい5~6時間ほどでした。

サクッと遊べるボリュームながら濃密なゲーム体験が出来るので、クリア後はかなり満足度高いです。

まとめ

主人公の野良猫を操作して進むアクションアドベンチャーの「Stray」。

アドベンチャーゲームとしてはかなりシンプルでゲーム性に期待するとあんまりかもしれません。

しかしながら、リアルな猫がサイバーパンクな不思議世界を歩き回るこの雰囲気が最高でしたね。

薄暗く不気味な世界に対して、キャッチーで癒されるロボットたちの存在が美しくマッチしています。

遊ぶ前のイメージとは違ってちょっと恐い刺激的な場面だったり、謎が段々と解けていくワクワク感といい素晴らしいゲーム体験になったと感じます。

こんな人にオススメ!
  • 短時間で雰囲気良いアドベンチャーゲームをしたいひと!
  • 美しくも不気味なサイバーパンクな世界感が好きなひと!
  • こだわりのリアルな猫アクションが気になるひと!

このゲームを開発されたチームはどうやら人間より猫の方が多いようです。

可愛いスタッフたちのおかげで素敵な猫ゲームが出来上がったのでしょうね。φ(ФωФ=)

「Stray」 開発者ブログ

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